コンサルティング部 コンサルタント
こんにちは!コンサルタントの藤井俊介です。
今回は自社の独自性のつくり方について、お話しをしたいと思います。
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① マーケティング戦略構築において大切なこと
「売れる仕組みづくり」と言われるマーケティング戦略を構築する上で特に重要なのが、顧客ニーズの理解と、自社の独自性です。
商品が売れるためには、「お客様が求めているものは何か」「どんなことで困っているのか」といった顧客ニーズを理解した上で、そうしたニーズを満たす商品・サービスを提供すること、また、そうしたニーズに刺さるような広告を打ち出すことが重要です。
特に、競合やお客様自身がまだ気付いていない潜在的なニーズを捉えると、ビジネスチャンスが生まれます。
また、たとえ自社商品が顧客ニーズを満たしていたとしても、既に似たような商品が周囲にあれば、つまり競合が多ければ、なかなか売れません。
そのため、自社の独自資源・強み・特長をもとに、自社の独自性をつくりあげる必要があります。
② 商品・地域・客層を絞る
自社の独自性は、商品・地域・客層を絞れば、どんなお店・会社でもつくることができます。例えば新潟市にあるチラシ・Webページなどの制作を手掛ける会社を例にとると、以下のような感じです。
商品 ⇒ ロゴデザインに絞る(理由:ロゴデザインが一番得意だから。)
地域 ⇒ 新潟県内に絞る(理由:対人で直接会える方が受注の可能性が高まるから。)
客層 ⇒ 創業者に絞る(理由:ロゴデザインのニーズが多いから。)
「チラシ・Webページの制作会社です」とPRしたところで、新潟には似たような会社がたくさんあるため、興味をもってもらうことは難しい。
しかし、「新潟の創業者のためのロゴデザイン制作会社です」として売り出せば、興味をもってもらえる、つまり差別化ができます(この場合、地域や客層まで絞らなくても、商品をロゴデザインに絞るだけでも十分かもしれませんが)。
ポイントは、自社の独自資源・強み・特長を活かしてこれらを絞ることです。独自資源に基づいていなければ、他社に簡単にマネされてしまいます。それに、得意でないことは長続きしません。
事業にかける「想い」も大切です。
自身が得意なロゴデザインを通じて、創業者の人々にどのように役に立ちたいのか、どんな未来を願っているのか、どんな世の中を実現したいのか。そうした「想い」が、その会社にしかない独自の商品価値をつくります。
③ まずは「小さな1位」を目指す
「日本一高い山は?」ときかれたら、みんな富士山と答えます。しかし「2番目に高い山は?」ときかれて答えられる人は少ないでしょう(北岳です)。
人は1位は覚えますが、2位以下は覚えません。ブランディングにおいて「1番になる」ということは非常に効果的なのです。
そのため、まずは「創業者のためのロゴデザイン専門会社」など、商品・地域・客層を組み合わせながら勝負するフィールドを絞り、「小さな1位」を勝ち取り、その商圏でのブランディングに成功させましょう。
その後で、チラシ・Webページ制作へと事業を拡大していけば良いのです。
以上、今回は自社の独自性のつくり方について、説明させて頂きました。
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